電力とガスの自由化に伴い、契約する会社とプランの選択肢が広がりました。
自由化によって電気とガスをまとめるプランが展開されるようになり、
- 電気とガスはまとめた方が良いの?
- 低価格のプランを契約したい!
など迷ってしまう人は多いと思います。
そこで今回は、電気とガスをまとめるデメリットやメリットを調べてみました。
▼この記事に書いていること
デメリット&メリットを知って、検討する際の参考にしてくださいね。
電気とガスをまとめるメリット&デメリットまとめ
電気とガスをまとめるデメリット&メリットをまとめました。
電気とガスをまとめればお得になるばかりかと思いきや、契約する会社やプランによっては料金が高くなってしまうことがあるようです。
電気とガスの両方を同時に契約するため、片方だけの解約ができないデメリットも分かりました。
これらのデメリットは、検討する際にシミュレーションをしたりホームページなどで下調べをすることで解消できるので、活用してくださいね。
一方で、支払いや連絡先を一つにまとめられるメリットもありました。
トラブルがあった時に複数の連絡先に電話しないといけない状況よりも、一箇所に電話するだけで済む方が楽ですよね。

電気とガスは、まとめることで料金が安くなるかを確認しながら検討しましょう。
電気とガスをまとめるデメリット
電気とガスをまとめるデメリットはこちらです。
一つずつ詳しくみていきましょう。
料金が高くなってしまうことがある
電気の使用量が少ない場合、電気とガスをまとめたプランにすると逆に料金が高くなってしまうことがあります。
日中あまり家にいない人や出張が多く家に帰る日が少ない人は、電気とガスを別で申し込む場合とまとめて申し込む場合の2パターンを比較して最適な方を申し込みましょう。
プロパンガスはセットにできない場合がある
会社によっては、電気とガスをまとめるプランは都市ガス限定の場合があります。
プロパンガスをご利用いただいている場合はご契約いただけません。都市ガスの導管が敷設されていない地域は、ご契約の対象外です。引用元:東京電力エナジーパートナー株式会社-プロパンガスを利用している場合もガスプランを契約できるのか
プロパンガスを利用している方はプロパンガスがまとめられるプランを展開している会社を選び、セット割で現在の料金より安くなるかを確認することがおすすめです。

プロパンガスをセットにできる会社は北海道電力、東京電力、中部電力、関西電力、九州電力の5社がありますよ!該当地域の方はセット割を検討してみてはいかがでしょうか。
プランによっては初期費用が高くなる
電気とガスをまとめることによって「年◯円お得に!」「月々の料金が安くなります!」と謳っているプランはたくさんあります。
実際に月々の料金が安くなっている場合でも、手数料やプランの規定によって長期的に見ると損をしてしまうケースもあり得ます。
特に次の2つは確認しておかないと後悔することがあるので、契約時に必ずチェックしておきましょう。
- 年単位の期間縛り
- 解約違約金
片方だけの解約ができない
電気とガスをまとめるプランを契約するため、片方だけの解約ができないデメリットがあります。
どちらも解約したい場合はメリットと言えますが、一度まとめてしまうと片方だけの解約ができないのがデメリットになる場合もあります。
どちらかを解約するともう片方が自動で解約されてしまう会社もあるため、引っ越しが決まっている方にとってはメリットと言えますね。

片方だけの解約ができないのはメリットになる人もデメリットになる人もいます。解約する時のことを考えながらプランを検討してみてくださいね。
電気とガスをまとめるメリット
電気とガスをまとめるメリットはこちらです。
一つずつ詳しくみていきましょう。
支払いをまとめられる
電気とガスを同じ会社で契約するので、支払い先を一つにまとめられます。
支払い先をまとめられると次のような良い影響があります。
- 明細が一つになるため家計管理が楽になる
- 支払日が月一回になるため支払い忘れの心配が減る
日頃の小さなストレスがなくなるので、支払い先をまとめられるのは大きなメリットと言えますね。

小さなストレスが積み重なると家計管理のやる気がなくなりますよね…。電気とガスをまとめて楽しちゃいましょう!
光熱費が下がる
電気とガスをまとめると「セット割」が受けられるので、全体の光熱費が下がります。
例えばLooop電気ではガスとセットで契約するとセット割が効くので、プランや使用量によりますが、年間で7,660円もお得に利用できます。
出典:Looopでんき公式サイト-Looopでんき+ガス-セットで業界最安値に挑戦!
1年で7,660円なら10年で76,600円お得になります。これが続くことを考えると電気とガスをまとめた方がかなりお得になることがわかります。
連絡先が一箇所で済む
先ほどの支払い先をまとめられると同様に連絡先も一箇所で済むので、トラブルや解約の連絡が簡単にできます。
片方だけの解約ができないデメリットはありましたが、同時に解約する場合には大きなメリットになります。

支払い先と連絡先が一箇所で済むと管理が楽になりますね。シミュレーションをしてみて光熱費が下がるなら、電気とガスをまとめて管理を楽チンにしましょう!
電気ガスセットの比較表まとめ|シミュレーション
電気とガスをまとめた場合に年間でいくらお得になるか、6社の料金を算出してみました。
今回は次の条件でシミュレーションしています。
- 種別:従量電灯B
- 電流:40A
- 電気使用量:400kWh
- ガス使用量:12m³
会社 | 元の価格 | まとめた価格 | 差額 | 公式サイト |
---|---|---|---|---|
東邦ガス | – | – | 年間約4,700円程度お得 | シュミレーション |
関西電力 | 148,665円 | 139,413円 | 年間9,252円お得 | シュミレーション |
ENEOS | 154,680円 | 143,100円 | 年間11,580円お得 | シュミレーション |
Looop | 156,855円 | 145,872円 | 年間10,983円お得 | シュミレーション |
東京エナジー パートナー |
168,912円 | 161,424円 | 年間7,488円お得 | シュミレーション |
東京ガス | 168,912円 | 158,328円 | 年間10,584円お得 | シュミレーション |
どの会社も電気とガスをまとめると、年間で1万円前後お得になることがわかります。
家庭ごとの詳しい価格は公式のシミュレーションからお試しください。
電気とガスはまとめる?一人暮らしの場合は?
先ほどご紹介した会社ごとの価格は4人家族の規模を想定しています。
一人暮らしのように使用量が少なかったり、家にいる時間が短かったりと、月々の使用が少ない家庭は電気とガスをまとめない方が光熱費が低くなることが多いです。
使用量が多いほどお得になるプランが多いので一人暮らしの人が電気とガスのセットプランを契約してもそのプランの恩恵が受けられないことがあります。
しかし、リモートワークで自宅の電気とガスの利用が増えた方は、一人暮らしに関わらず料金プランを変更してみることをおすすめします。
まとめ
今回は電気とガスをまとめるメリット&デメリットをはじめ、会社別のシミュレーションについてご紹介しました。
▼デメリット
- 料金が高くなってしまうことがある
- プロパンガスはセットにできない場合がある
- プランによっては初期費用が高くなる
- 片方だけの解約ができない
▼メリット
- 支払いをまとめられる
- 光熱費が下がる
- 連絡先が一箇所で済む
まとめることで光熱費が下がるほとんどですが、使用量によって変わります。
契約する際は各会社のシミュレーションで料金を確認しながら検討してみてくださいね。
コメント